EXHIBITIONS | |||||
会期: 2010年 10月24日(日)〜11月7日(日) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コンテンポラリーアートギャラリーZoneは、みのお・瀧道 四季のまつり2010「秋」のメイン企画として、「瀧道まるごと美術館」を企画、開催した。2009年に好評を博した「橋本亭まるごと美術館」に続いて2回目となり、会場を3ヶ所に拡大して行われ、中心会場となった橋本亭では、15日間で前回の2倍にあたる1600人を越える来場者があった。 参加アーティストは13組。関西を中心に活動するアーティストに加えて、米国、スペインなど海外からも参加があり、それぞれの「めぐみの森」を表現した。
<基本コンセプト めぐみの森 > 箕面駅から瀧口までわずか3kmの道のり。瀧道に差し掛かるや、森林の香りと渓流の水音とともに涼風が頬をなでる。森林からはフィトンチッドが、滝や渓流からマイナスイオンがあふれ出ている。心身をリフレッシュさせ、精神を安定させる。春は緑が目の疲れを癒し、秋はもみじの紅葉が目を楽しませる。五感にやさしいのだ。箕面の自然の営みは人々に恩恵(めぐみ)をもたらす。 本展は、「瀧道」という特定の「場」に配置されたサイト・スペシフィックな作品から成る。作品は箕面の自然環境と地元の人々や来訪者(観光客・観客)と分かちがたく結びつき、その歴史的、政治的、文化的な関係性の中で成立するものである。 サイト・スペシフィックな作品制作においては、ホワイトキューブでの展示とは全く異なったパラダイムへのシフトが必要である。作品を取り巻く空間(橋本亭・昆虫館・梅屋敷)もまた作品の一部であり、観客が、美術作品とその「場」との関係性の中で自然の美しさやその「場」の歴史や文化を再発見したり、逆に作品の中から思わぬ魅力を発見したりして、新たな「場」を顕在化する。 サイト・スペシフィックな「作品」はその「場」でしか成立し得ない。瀧道では、会期が終了すると同時に消滅してしまう短命なものになる。自然が時と共に移ろうように作品もまたその自然の中で共に移ろい、箕面の自然がそうであるように人々に新しい「恩恵(めぐみ)」をもたらすのである。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
橋本亭外観と境界線に存在するモノたち」浅山美由紀 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「めぐみの森 観光案内所」橋本修一 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
橋本亭2階清流の間全景 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「かいま見える秩序」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「我々は我々が食べたものからなる」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「携帯ロール式ふうけい」 | 「甍の舟」笹埜能史 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「水と木と森の構図」橋本あやめ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「彼らの世界」小泉光子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
パフォーマンス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「旗のある風景」小泉光子 (箕面公園昆虫館) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「こんにちは! オドラデク」木原真男 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「盆栽」池田慎(梅屋敷) | 「すとろう」やたみのり(梅屋敷) | 「起人」春成こみち(梅屋敷) | ||||
「展示用アーティスト紹介ポスター」 橋本修一 (阪急箕面駅ホーム) | ||