溝口亜紗個展「戯画 -18禁-」 7月9日(土)〜7月21日(木)、12:00〜18:00(水・金休廊) アーティストトーク&パーティー(カンパ制):7月18日(月)午後4時〜6時
アーティスト・ステートメント
幼少期から「アートは人の心に直接問い掛けることができる」と思い、現在まで油彩画を中心に制作を続けてきた。選ぶ題材は、俯瞰した街並みや、人間の欲望などを滑稽に描いた作品が多い。負の感情を描いた絵が、鑑賞者から「面白い」となぜか、思惑とは違う点を指摘される。それは沢山のモチーフや、カオスな場面から色々な面を、それぞれの人が読み取るからと思う。今回は、「戯画」ということに着目して展示・制作をした。飲食するはずの食べ物に人がいたり、グロテスクなもので、目を背けたくなるようなことも、鑑賞した人が知らず眼にしている。それは、絵の中で起きている出来事であるが、実際の現実社会でも隠れているだけで潜んでいる。人間も作品と同じく複雑で、誰にも言えない思いを個々に抱えて現代社会を生活している。アートはその琴線に触れ心を開放する手助けをしてくれる。
作品それぞれに、思いがあるが、個々の作品と鑑賞者が対話し自由に考えてもらいたい。笑い、悲しみ、自由に考える時間になればと思う。
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