Miho Nunohara Exhibition, "Hikari"
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ぬのはらみほ個展「ひかり」
2012年9月15日(土)〜27日(木) 12:00〜18:00(水・金休廊) アーティストトーク:9月22日(土) 午後4時〜5時
神さまとつながる岩 黄色いおひさま さんさんと照る いのちの水辺 きらきらひかる 草木も育つ ぐんぐんと めぐるめぐる たくさんのいのち 空気の中と 心の中と 空と 水と 大地と 風と うまれた場所 めざす場所 そして いつか かえる場所 心のおくと 体のそと 空気のなかに とけて ある ホウ ホウ ホウ そうだよ と ふくろうが言った
ぬのはらみほ
案内に記載の作品 「ひかり」2012年 キャンバスに油彩 P150号
*過日フライヤーにてお知らせしました「ぬのはら みほ展」の会期について、記載に誤りがありました。 お詫び申し上げますとともに、上記の通り訂正させていただきます。
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Lisa Gray Exhibition, "The Iconagones"
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リサ グレイ展「The Iconagones」
2012年7月12日(木)〜24日(火) 12:00〜18:00(水・金休廊)
不気味な死の訪れに抗い、挑んでいる全く穢れのない無垢の少女をテーマにしています。現実の世界からその要素を拾い上げひとつのイメージを創り上げています。実際には、テーマとは相矛盾する事実や感情を盛り込み、より深い共感を得ようとしました。
私が使用する色は純度が高く、極端に人工的なものです。しかし、これは、現実の生活に存在する「少女の世界」をテーマにした表現につながるのです。まず、実物そっくりだが、うわべだけの官能的な面が神話を想起させます。その点で、ここに描かれているイメージに衝撃をうけるのです。つぎに、より詳しくみると、その現実の厳しさを否応なしに認識せざるを得ないのです。
このような悲劇的な人生に立ち向かった人たちには、ハリウッドスターのマリリン・モンロー、ファーストレディーのジャクリン・ケネディー、女性飛行士のアメリア・エアハートあるいは、メキシコの女性画家フリーダ・カーロがいます。私の求めているものは、相反する気持ちが同時に存在するときに、ためらわず果敢に立ち向かい、脅迫的な恐ろしい気持ちに打ち勝つことです。そしてその時、経験するであろう敗北感でずたずたになった気持ちを克服することなのです。
*タイトルThe Iconagonesとは私の造語で、iconic(像)とgone(死んでしまう)を組み合わせた言葉です。ポップカルチャー(大衆文化)で、かつて大きな存在で人々に崇拝され賛美されたが、若くして不慮の事故で亡くなったり不治の病で亡くなった者、私にとって特に女性をさします。
リサ グレイ
案内に記載の作品 タイトル:Blue Frida(メキシコの女流画家、フリーダ カーロ) サイズ:20インチ×24インチ メディア:デジタル コラージュ(digital collage)
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Shinichi Sugimoto Exhibition
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杉本晋一展「重力都市」
2012年6月16日(土)〜28日(木)12:00〜18:00(水・金休廊) アーティストトーク:6月23日(土)午後4時〜5時
描くという隠蔽 消すという露呈 それらは 連続し分断される・動かす留まる・整え壊される 流れては刻まれる・うねりながら横滑る・はみ出しつつ至らない 構築しつつ溶解してゆく
世界はその性質から 下へ、あるいは中心に向かう。 しかし、中心が複数化、或いは中心を見失ってしまうと 座標軸は揺らぎ 世界は、拠り所なく流動化し続ける。
身体は分断化され・埋没し・浮遊する 絵画 という 奇跡 から始まる 自閉的な二次元世界に 退屈さに耐えつつ乗り越えて 貧乏揺すりする筆先
杉本晋一
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Keiko Isaji Exhibition, "12 Messages"
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伊佐地恵子展「12のメッセージ」
2012年5月12日(土)〜5月24日(木)12:00〜18:00(水・金休廊) アーティストトーク:5月20日(日)午後4時〜5時
高校生の頃から、ふと浮かんだ作品のアイデアや、題名としての言葉を書き留めている。また作品になりそうな素材も、同じように直感の赴くまま手に入れ、何でも大切に手元に置いている。 インスピレーションは小説や詩、新聞のコラム、夢で見たこと、子ども達の絵や言葉などから享受する。それらは意味のない言葉遊びやアイロニカルなもの、または単に奇想天外であったり面白いというだけ。また、使い終わったもの、壊れたものや朽ちた物などに、私だけがピピッと感じるものがある。
「12のメッセージ」と名付けたこの展覧会では、アイデア、言葉、素材のそれぞれのストックの中から、お互いを「紡ぐように」「捧げるように」「こじつけるように」引っ付けた。無意識で直感的なその選択には、私自身が気付いていない私が見えるのではないかと楽しみにしている。
伊佐地恵子
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