EXHIBITIONS

2010年 7月8日(木)〜20日(火)
やた みのり展 「或る日の午後」
Minori Yata Exhibition,"ONE AFTERNOON"

或る日の午後

ONE AFTERNOON

窓からななめに差し込んでくる午後の太陽の煌きが、

私の心の中のたくさんの記憶の世界を浮き彫りにする

その ひとつ ひとつの 出来事が折り重なって

きらきらと午後の太陽の 輝きの中に舞い上がり

色となり 形となり 言葉となり様々な形象を生み出していく

そこには 

夢があり 哀しみがあり

苦しみがあり 失望があり 笑いがあり 

パッシヨンがあり 愛があり

生きて来て 良かった と 思う心がある

こんなわたしの想いが

さまざまなディメンションを持って形作られました

やた みのり

 

 

 

アーティスト やたみのり

Minoriに初めてお会いしたのは20数年前にさかのぼる。私がカリフォルニア大学サンディエゴ校の大学院に入学したとき、すでにイタロー スカンガ教授の下でティーチングアシスタントとして働いておられた。当時からユニークな言動で、教授や私たち学生を煙に巻いていた。また世話好きでもあった。私も面倒を見て頂いた一人である。そんな彼女の下には才能ある生徒がたくさん集まった。卒業後、シアトルへ引越し、しばらくしてサンフランシスコに住むことになった。そこで、パフォーマンスアートをプロデュースしたり、自らパフォーマンスをしたりして作品を発表してきた。

Minoriはメディアが何であれ、一貫して言葉にこだわっている。自らの生活に密接に結びついた卑近な事象を言葉とイメージを援用し見事にハイアートにまで高める。何にもとらわれず自由奔放に昇華する。生来の詩人である。

Minoriは、これまで彫刻、インスタレーション、パフォーマンス、音楽、詩と幅広く作品を発表してきた。今回の作品は彼女のアーティストとしての生き様をプライウッドにコラージュしている。

Minoriの作品は、文字通り日記である。端的にいえば小学生のころ描いた絵日記である。今現在、ニューメキシコの砂漠に一人住む彼女の生活と心境が絵と文字で綴られている。

Minoriは、Zoneでの個展は、昨年に引き続き2度目である。前回はいろいろと驚かされたが、果たして今回は……

 

コンテンポラリーアートギャラリーZone 代表 中谷 徹

旅の途中

或る日の午後

コーヒーはいかが

夢のかけら

雪解け

やた みのりコラージュ教室

アーティストトーク

旅の終わり

想い

明るい午後

神戸ビエンナーレ

Lily

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