箕面は観光地です。しかし、近年は従来の観光地としてのイメージから脱却し、手軽に四季折々の自然と対話出来る、空間としての森へと移り変わりつつあります。辞書では反対語として扱われている、「文化」と「自然」が、ここではシンボルとしての滝の元に見事に融合しています。
集客だけを目的とせず、森とつながる事で見えて来る、成熟した文化としてのアートイベントの進行形が「箕面の森アートウォーク」だと考えます。

このポスター展は滝を訪れた人々に、7月17日から27日までの期間、箕面滝道内の各施設で開催される「箕面の森アートウォーク2013」の情報発信の場として設置しました。
滝をイメージしてデザインされた様々な色彩のポスターから、箕面の自然、施設やお店、さらに各会場でのアート作品へとあなたの視点がつながればと思います。

自然と人々の知性と感性のせめぎ合いの中で生まれる体験を通して、新しい箕面の魅力と人とアートとの関わりを見つける、そのきっかけになればと考えます。

橋本修一(CATBOX)